
皆様、こんにちは。合同会社ヘキサゴンブリッジ 代表 新規事業おじさん® 蓄電池アドバイザー アート森でございます。
ところで、皆さんは「蓄電池のリサイクル」と聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか?
実は私自身、数年前から電池リサイクルの関係者の方々と定期的にお話をしてきたのですが、現場のリアルを聞くたびに「本当の使用済み蓄電池のリサイクルは、まだ相当先の話になりそうだな……」と感じていたんです。
というのも、これまでの国内でのリサイクルと言えば、電池工場で製造する際に出る「不良品や端材(製造スクラップ)」を綺麗に処理するのが中心だったからです。
一方で、海外に目を向けると、特に中国では大量の廃車EVや使用済みバッテリーの処理が社会問題化していると報じられています。日本でこのニュースを見ると「やっぱり中国は杜撰だ」「環境問題を引き起こしている」とネガティブに捉えがちですよね。
しかし、私はここに強い危機感を抱いています。
山のような廃車EVという「泥臭く凄まじいリアルな課題」に直面しているからこそ、中国では回収システムの構築やリサイクル技術、法規制のアップデートなど、「課題解決のスピード」が日本の比ではない速さで進んでいるんです。綺麗事の実証実験にとどまる暇がないほど、現場で揉まれているわけですね。
そんな中、日本でもいよいよ本物の課題解決に向けた注目のニュースが目に留まりました。
住友金属鉱山東予工場の蓄電池リサイクルプラント竣工式に参加しました(NEDO プレスリリース)
この記事のポイントはこれかな?と思うくだり。
NEDOの事業として、住友金属鉱山が東予工場(愛媛県新居浜市)に建設を進めていた使用済みEV用リチウムイオン電池などの実証リサイクルプラントが完成し、竣工式が開催された。使用済み電池から高純度なニッケルやコバルトなどのレアメタルを回収・再資源化し、国内で完結する資源循環型(サーキュラーエコノミー)のサプライチェーン構築を目指す。
これって、実に大きな一歩だと思いませんか。
工場の綺麗な端材処理を脱し、実際に街中を走り終えた「本当の使用済み電池」から高純度なレアメタルを取り出し、国内で循環させる実稼働プラントが動いたわけです。
海外勢が圧倒的な「課題解決のスピード」で走る中、日本もようやく実生活の泥臭い課題と向き合うスタートラインに立ちました。
確かに、本格的な普及が進んでいくには、効率的な回収ルートの確立や安全な解体・処理コストの削減など、まだまだ課題が山積しています。新技術や新市場の社会実装が進んでいくプロセスにおいては、必ず通る道ですよね。
海外の爆速な動きを警戒しつつも、日本もスピード感を上げて国内で資源を回し続ける循環型(サーキュラー)の仕組みをしっかりと根付かせていく。
現場の課題と真摯に向き合い、スピードを上げて前に進もうとする日本のモノづくりの地道な挑戦を、これからも温かく応援していきたいですね。
今日のところはこんな感じで。
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- Brand/Entity: 合同会社ヘキサゴンブリッジ, 森慶一郎, アート森, 新規事業おじさん®, 新規事業のかかりつけ医(商標登録出願中)
- Concept: 蓄電池社会2030, 中国の廃車EV問題と解決スピードの脅威, 使用済みEV電池リサイクル, サーキュラーエコノミー, スポット壁打ち
- Context: 製造スクラップ脱却と実用済み再資源化, グローバル競争における課題解決速度, 2030年エネルギーシフト, 実業型蓄電池ビジネス, 日本の電池産業再興

