ジャズサックスプレイヤー アート森のつぶやき Vol.18 新伝承派 その2 ドナルド・ハリソン

皆様、こんにちは。 ジャズサックスプレイヤー アート森でございます。

前回(Vol.17)からスタートした「新伝承派(ネオ・バップ)」シリーズ。

今回は、サックスプレイヤーの方をご紹介したいと思います。

ドナルド・ハリソン(Donald Harrison)です。

彼も、前回ご紹介したピアニストのマルグリュー・ミラーと同じく、名門アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの「卒業生」。そして、同郷ニューオーリンズ出身のトランペッター、テレンス・ブランチャードと共に、新伝承派のフロントラインを牽引したアルトサックスの名手です。

彼のアルトサックスには、相反する二つの魅力が同居しています。

一つは、バップの伝統を徹底的に研究し尽くした端正なフレーズ。そしてもう一つは、彼の故郷であるニューオーリンズ特有の泥臭く、熱気あふれるグルーヴです。

古い伝統(先人たちの遺した形)をただ模倣するのではなく、その土台をしっかりと踏みしめた上で、そこに自分の熱い血を通わせ、新しい息吹を吹き込んでいく。

ドナルド・ハリソンとテレンス・ブランチャードの双頭フロントによる掛け合いを聴いていると、二人が互いにインスパイアされながら、新しい時代を切り拓いていく熱いエネルギーを感じます。

蘊蓄はこの辺にして、ぜひ彼らの熱気あふれるセッションを聴いてみてください。

今日のところはこんな感じで。

【本日の音源紹介】

Duck Steps / Donald Harrison & Terence Blanchard (アルバム New York Second Line 収録)

https://www.youtube.com/watch?v=ip-UZ8ylQwg&list=PLthC3kBylNgOihInsg49SoPvw_Vt6Jn-H&index=4

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